2014年読書ランキング

2015年も残すところ半年を切ったので、いまさらですが2014年の読書ランキングで記事を書きます。
審査対象となるのは2014年に僕が読んだ小説ですので古いのも新しいのもあります。

5位

アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)

アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS)

星海社の新人賞作品は一応全部読んできましたが、一番面白かったです。自分のせいで死んでしまった幼なじみと同じ顔をしたアンドロイドがやって来て・・・という話。詳しい内容は覚えてなかったので感想掘り返してみたら結構ぼろくそに書いてあったけど、作品の雰囲気と大槍葦人先生のイラストが非常にマッチしているので世界観に浸りながら読書できます。2巻は微妙でした。最終3巻は積んでるので年内に読みたいと思います。

4位

名探偵に薔薇を (創元推理文庫)

名探偵に薔薇を (創元推理文庫)

終盤のどんでん返しの連続と最後の終着点が美しい作品。読んだのは1年以上前なのであしからず。残り30ページくらいで闇に突き落される感覚は最高に気持ちいいです。

3位

ほうかごのロケッティア (ガガガ文庫)

ほうかごのロケッティア (ガガガ文庫)

ザ・青春のロケットもの。ロケットに魅了され、その中で成長していく主人公たち。

2位

電氣人間の虞 (光文社文庫)

電氣人間の虞 (光文社文庫)

都市伝説を軸に進んでいき、真相に近づくものが死んでいく話。最後の衝撃がすごかった。読んだ当時は物語と読者の境界線をどうこうすることに興味を持っていたので非常に魅了されました。

1位

さよなら妖精 (創元推理文庫)

さよなら妖精 (創元推理文庫)

青春ミステリ。日本を舞台に、ユーゴスラヴィアからの留学生の目を通して日常の謎を解き明かしていく。中盤である大きな事件が起き、それ以前のすべてが伏線となるという話。なぜこれが1位かというと、余韻がすごいからです。米澤先生の作品は後味が悪いものが多い印象(それが魅力でもあるん)ですが、これは後味が悪いというより胸が苦しくなりました。好きな人を助けてあげたいと思っても、自分は未熟で相手とは見ているものが違いすぎるという。史実を題材にしているので本当にあったんじゃないかと思ってしまう程度には魅了されました。


6位 カラスの親指 道尾秀介 講談社文庫
7位 秋季限定栗きんとん事件 米澤穂信 創元推理文庫
8位 玩具修理者 小林泰三 角川ホラー文庫
9位 鬼哭街 虚淵玄 星海社文庫
10位 この恋と、その未来1 森橋ビンゴ ファミ通文庫
11位 テルミー2 滝川廉治 スーパーダッシュ文庫
12位 ボトルネック 米澤穂信 新潮文庫
13位 ネバー×エンド×ロール 本田壱成 メディアワークス文庫
14位 ジョーカーゲーム 柳広司 角川文庫
15位 傾いた世界 筒井康隆 新潮文庫
16位 アニソンの神様2 大泉貴 このライトノベルがすごい文庫
17位 連城三紀彦レジェンド傑作ミステリー集 講談社文庫
18位 後宮小説 酒見賢一 新潮文庫
19位 アップルジャック 小竹清彦 幻狼ファンタジアノベルス
20位 夏への扉 ハインライン ハヤカワ文庫SF

ランキングとして書きましたが、正直順位はあんまり意味ないです。どれも僕が読んだ感じでは光るものを感じたので、あらすじ紹介を見て興味を持ったなら読んでみて下さい。