ドラフト2017(2)

ヤクルトが指名した選手について知る記事です。おまけで過去記事が正しかったのかも検証します。

・1位 村上(九州学院)右左 捕手・内野手
九州学院で1年からレギュラーで4番だった長距離打者。左打ちながら逆方向にも長打が打てる。高校通算52本塁打。187cm95kg。捕手としての評価は低い。三塁での起用が濃厚。
・2位 大下(崇徳−亜大−三菱重工広島)右左 投手
甲子園未出場ながら高校時代から注目されるも進学。大学では伸び悩んだ。社会人3年目での指名。ストレートはMAX150、平均140そこそこ。ローテ候補。ウィニングショットに課題。亜大では山崎(横浜)薮田(広島)と同期。亜大ツーシームがハマれば面白い。
・3位 蔵本(神戸国際大附−岡山商科大)右右 投手
高校時代はほぼベンチ外、大学では1年からリーグ戦に出場するも2年でトミージョン手術を受ける。4年になると楽天1位の近藤に次ぐ先発2番手として活躍。ストレートはMAX151、平均140前後。変化球と制球に課題。ゆったりしたフォームから投げる速球は安定してストライクが取れるなら面白い。リリーフ候補。
・4位 塩見(武相−帝京大JX-ENEOS)右右 外野手
高校、大学では主力級もドラフト候補ではなかった。社会人1年目に右膝半月板損傷で手術。2年目に中堅レギュラーを掴む。圧倒的な実績はないが身体能力が高く評価された。打撃は積極的で1番打者タイプにしては三振が多い。ファインプレーもあるが凡ミスもある。
・5位 金久保(東海大市原望洋)右左 投手
島(ロッテ)の1年後輩。2年秋からエースで4番の経験もある。ストレートはMAX147、平均140前後。球種が豊富で完投能力もあり高校レベルでは完成度が高い。制球に課題。183cm75kg。怪我無く身体づくりができれば期待できる。
・6位 宮本(履正社奈良学園大)右左 内野手
高校では2年秋から三塁でレギュラー。大学では1年から遊撃でレギュラーとなり首位打者を獲得するなどリーグの中心選手として活躍。4年から大学日本代表となるが目立った活躍はできず。ノーステップの打撃フォームを変えないために強豪の大学に進学しなかったとのこと。トップレベルではないリーグで通用した独特の打撃フォームがプロでも通用するかが最大の鍵。
・7位 松本(丸亀−立大−西濃運輸)右右 捕手
高校では1年から正捕手、大学では控え捕手で活躍できず。一般の就職活動もしたが社会人野球強豪の西濃運輸に入社。1年目から正捕手として全国大会出場。強肩。打撃は長打もあるが打率は低い。
・8位 沼田(大垣日大−名古屋産業大*退学−エディオン愛工大OB BLITZ−ドジャース マイナー−BC群馬−BC石川)右右 投手
年齢は大卒社会人と同じ。エディオン時代にMAX151で注目され、ドジャースマイナー契約。この時にドラフト規約の関係で問題視され日本野球連盟から除名処分となり社会人野球ができなくなる。米国は1年で解雇され、BCリーグの群馬に入団。群馬で2年、石川で1年プレー。昨年は石川で先発として8勝8敗。ストレートはMAX155、平均140。奪三振も多いが四球と被安打も多い。先発候補。

指名選手は以上です。おまけで過去記事の検証を行います。過去記事を引用しながら見ていきます。
>・左の即戦力リリーフ
左投手がいませんでした。3位の蔵本が右のリリーフです。
>・左打ちの二遊間を守れる高校生
高校生ではないですが6位の宮本が左打ちの遊撃手です。
>・中堅手の即戦力
4位の塩見が該当します。
>・長距離打者(守備位置はこだわらない)
1位の村上が該当します。
>この4点を中心に、下位でいいので大卒社会人以外の先発投手が指名できれば満足です。
2位の大下、8位の沼田は大卒社会人の先発候補です。
他に5位の金久保は将来の先発候補、7位の松本は控え捕手候補です。

思っていた補強ポイントは概ね間違っていなかったようです。左投手に関しては明治大学の斎藤が1位になるくらい人材不足だったので仕方ないです。私が期待する順番は、村上、大下、蔵本、金久保、塩見、松本、宮本、沼田です。
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