今月買った本とその感想 2017年6月

でっかい穴の中を冒険する漫画。個性抜群な絵柄と埋没しない世界観で、面白そうすぎて逆に大したことないと思って読んでませんでしたがそんなことはなかった。穴の底に行けば行くほど生きて地上に戻れなくなる厳しい設定、理不尽な強さの野生生物、それを踏みつぶす怪物級の先駆者より更に上位の野生生物の存在。面白かったです。

おもらしラブコメディ。おはなし的にはいつでもまとめられそうなくらいにラブが進展している。こういった漫画では「もはや○○設定いらなくね?」となりがちですが、毎回おもらしを中心にした話を展開できているのは凄いです。当初はヒロインがガチおもらしするだけでかなりのインパクトがあったわけですが、作者はそれに満足することなく様々な状況でのおもらしを提供してくれます。そうした姿勢を見ていると、今後もキャリアを重ねていくだろうし応援もしたくなるなあと思います。神社の回はヒロインの成長とエロさもあり良かったです。

ゼロの使い魔の小説としてはおそらく最後になるであろう一冊。本編全22巻を読んだ人は既に購入済みでしょうが、改めて言うと買った方がいいです。内容は、これまでヤマグチ先生が書いた色々な特典小説のまとめ、メインキャラの設定イラスト、ヤマグチ先生が遺した21、22巻のプロット、代筆者と元担当のあとがきです。
特典小説は短編と掌編なのでコメディ中心です。結構前の話もあるので懐かしい気持ちになったり、コメディもこれこそゼロの使い魔だなあと感じさせるものがあります。面白いです。プロットは見れるだけで嬉しいのですが、いくつかの伏線をしっかり覚えていたんだなあということがわかります。私としては、これが一番の見どころでした。代筆者はググれば判ると思いますが、本編のラストがヤマグチ先生の希望通りだったと明かしてくれたのが良かったです。実にゼロの使い魔らしいラストシーンは私も大好きです。

高校生が同人ギャルゲをつくる話。アニメが面白かったので読みました。あまりに簡素な文章には少し驚きましたが、アニメの補足として読むにはいいです。

7月の予定
はたらく魔王さま17巻、恋は雨上がりのように8巻、ゆるキャン△4巻、かぐや様は告らせたい6巻、灰と幻想のグリムガル11巻、かんなぎ12巻、メイドインアビス6巻、バビロン3巻(発売延期?)
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