感想
灰と幻想のグリムガル level.6 とるにたらない栄光に向かって (オーバーラップ文庫)
- 作者: 十文字青,白井鋭利
- 出版社/メーカー: オーバーラップ
- 発売日: 2015/10/22
- メディア: 文庫
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内容としては、黄昏世界探訪編。トッキーズといういかにも主人公っぽいお笑い強キャラ集団とハルヒロたちが行動を共にするようになってからシビアだった作品雰囲気は崩れつつも、ハルヒロのネガティブさでなんとかもっていたわけです。そこへ空気を読んだかのように登場する強敵。伝説の義勇兵でも歯が立たない。討伐の言い出しっぺであるトキムネがとんでもなく無能に見えました。加えて言うと、アンナという非戦闘員はたまに役立つからまだしも、ゲームにおける非戦闘員の仲間というのは本気で役立たずの足手まといだと思いました。
それにしても、ハルヒロが卑屈すぎて笑えた。しかし笑えるのは卑屈成分の1割か2割程度なので基本的にはもうちょっとしっかりして欲しい。地の文とはいえ、あまりにも本音過ぎる。今時のラノベって感じです。今時の若者である私には何の嫌悪感もありませんが、今時だなあと強く感じました。
ラストは良い強烈な引きです。このまま打ち切りになってもいいくらい。ちゃんと続きますが、かっこ良かった。
- 作者: 荒巻美由希
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2016/04/28
- メディア: Kindle版
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絵は控えめに言って上手くないし漫画も下手ですが、ストーリーは面白いです。騙されたと思って買ってみて良かったパターンです。普通に面白い。サンプルで1話が読めるので興味のある人はどうぞ読んでください。作者の構想したところまで読みたいので、買ってください。お願いします。
まあ、主人公が馬上から飛び降りたシーンはもう少しなんとかならなかったんですかねと思う。そういう怖いもの見たさの気持ちでいいから読んでほしい。そうすればきっと純粋に楽しむようになるはず。だってストーリーは面白いから!
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