2014年オフ ストーブリーグ 東京ヤクルトスワローズ プロテクトリスト予想

題の通りです。FAで獲得した大引(日本ハム)と成瀬(千葉ロッテ)に対するヤクルトのプロテクトリストを真剣に予想します。なお、私はヤクルトファンです。

まず、プロテクトのルール確認。
1.プロテクトできるのは28人
2.日本人扱いでない外国人選手は対象外(取れない)
3.その年のドラフトで指名した選手は対象外(取れない)
4.FAやトレード等で新規に獲得した選手でも、支配下登録されていれば対象となる
 つまり、大引のリストを作成する際に成瀬が支配下登録されていれば成瀬も対象となる

上記のルールを前提として話を進めます。
まず、ヤクルトの来季チーム構成をざっくり考えます。(新人は除く)

捕手:中村、西田、田中雅
一塁:畠山、武内
二塁:山田、田中浩
三塁:川端、森岡
遊撃:大引、森岡、谷内、西浦
中堅:上田、雄平、比屋根
右左:雄平、バレンティン、ミレッジ、飯原

先発:小川、成瀬、八木、石川、石山、杉浦、村中、徳山、木谷、由規、古野、館山
中継:秋吉、バーネット、ロマン、中澤、山本哲、久古、岩橋、七條、江村、大場、松岡


最初に、確実にプロテクトしなければいけないレギュラー及びその候補を選びます。

中心選手:中村、畠山、山田、川端、大引*、雄平、小川、成瀬*、八木、石川、石山、杉浦、秋吉、山本哲
    *大引と成瀬はルール4を考慮して、2人で1人とカウントします。

現在13人。第2グループの選手を選びます。

田中浩:危機管理上外れることはなさそう
上田:全体的に物足りないが中堅を守れる選手は必要
森岡:内野のユーティリティ
西田:将来の正捕手候補
中澤:現状のリリーフ左腕1番手
村中:悩みどころ
由規:見限るには早い
館山:球団の方針からして外すことはないと予想
西浦:将来の遊撃レギュラー候補
谷内:同上

現在13人+10人=23人。残り5人。

残った選手
捕手:田中雅、井野、藤井、星野
内野:荒木、武内、三輪、今浪
外野:飯原、川崎、松井、比屋根、川上、ユウイチ

投手:新垣、松岡、七條、山中、古野、久古、江村、木谷
   大場、徳山、金伏、赤川、平井、岩橋、田川、児山

この中からプロテクトする選手を5人選ぶことになります。
まず選手を分類します。
捕手の4人は、残念ながら正捕手候補ではありません。藤井は外野手もやっていますが、そちらでもレギュラー候補というわけではないです。よって、この4人はプロテクト候補から除外します。
他の選手に行きます。

野手
荒木:打撃はそこそこ結果を残したが守備に不安。戸田では主力
武内:一塁の守備固めでは厳しい。打撃は改善が見られない
三輪:武器である脚力を活かせず。出場機会もあまりなかった
今浪:トレードで加入も5月から2軍暮らし。戸田では主力
飯原:守備も印象ほど悪くなく打撃でも結果を残した。この中では別格
川崎:1軍と2軍を行ったり来たりだが1軍ではほぼノーチャンス。戸田では主力
松井:ほぼ2軍。戸田では主力
比屋根:競争相手の上田と比べると弱い。戸田では主力
川上:3年やって2軍で打率2割以下は厳しい
ユウイチ:代打枠で結果を残す

投手も細かく書こうとしましたが、疲れたのでざっくり書きます。
新垣、山中はトレード組です。結果が出てないのであえてプロテクトする理由がありません。
松岡は近年不調です。
七條は9月がなければクビ候補でした。
古野、木谷、徳山は先発で少し結果を残しました。比べるなら古野が少し厳しいです。
久古、江村、岩橋はリリーフ左腕です。新人で竹下と中元も入りました。
実績なら久古、将来性なら岩橋。江村は厳しい。
大場はリリーフですが2軍でも結果が出ていません。
金伏は育成上がりの左腕です。2013年7月にトミージョンを受けて昨年は登板なしです。
平井は2013年に肩を痛め昨年の登板がありません。
田川は素材型高卒右腕です。ヘルニアらしいです。
児山は素材型高卒左腕です。2軍で順調に育成中です。

これに加え、獲得した新人選手も考慮します。
1位竹下と5位中元はどちらも社会人出身のリリーフ左腕です。
2位風張は大卒右腕。先発かリリーフかはよくわからない。
3位山川は高卒捕手で将来の正捕手候補です。
4位寺田と6位土肥は社会人出身右腕。寺田は先発で土肥はリリーフっぽい。
7位原は右打ちの大卒外野手。素材です。
育成でも中島という右腕を取りました。

以上を考慮し、プロテクト残りの5人を考えます。
まず、実力実績から飯原は入ります。
野手で武内、三輪、今浪、松井、川上は厳しい。
投手で新垣、山中、七條、古野、江村、大場、金伏、平井、田川は厳しい。

残ったのは、

野手:荒木、川崎、比屋根、ユウイチ
投手:松岡、木谷、徳山、久古、岩橋、児山

この中から4人を選ぶのは相手球団によって多少変更があるかもしれません。私なりに考えます。
まず順調に育成中の児山はプロテクトします。残り3人。
外野手は雄平、バレンティンに加え、上田、ミレッジ、飯原の5人が確保できているので、川崎は外します。
比屋根は数少ない中堅手ですが、ロッテも日本ハムも外野に困ってなさそうなので外します。むしろください。
ユウイチは代打枠として優秀ですが一旦保留。
荒木は打撃は悪くないですが、役割が森岡や田中浩とかぶるので弱い。
松岡は実績抜群ですが、新人右腕が3人もいる上に木谷、徳山と比べて残したいとは思わない。

これらを考慮して残ったのは
野手:ユウイチ
投手:木谷、徳山、久古、岩橋
この中から3人。
ロッテは代打枠は埋まってますが先発とリリーフ左腕は補強ポイントです。
日本ハムは代打枠あいてますが投手は揃っていて補強ポイントは二遊間です。リリーフ左腕も少ないですが。
仮に補償選手を取るとしても、若手中心の日本ハムが35歳になるユウイチを獲得するとは考えいにくい。
これらを考慮するとまずユウイチは外れます。
岩橋はまだ2年目で悪くないのでプロテクトします。
徳山は秋キャンプで何か掴んだようですので残します。
残るは木谷と久古ですが、先発の成瀬を獲得したのでチーム構成上、久古を残すのが相応しいと思います。
リストが完成しました。


東京ヤクルトスワローズ プロテクトリスト予想決定版

プロテクト選手
野手:中村、西田、畠山、山田、川端、大引*、田中浩、森岡、西浦、谷内、
   雄平、上田、飯原
投手:小川、成瀬*、八木、石川、石山、杉浦、秋吉、山本哲、中澤、村中、
   由規、館山、児山、徳山、岩橋、久古

   *大引と成瀬はルール4を考慮して、2人で1人とカウントします。

プロテクト漏れ
野手
捕手:田中雅、井野、藤井、星野
内野:荒木、武内、三輪、今浪
外野:川崎、松井、比屋根、川上、ユウイチ

投手:新垣、松岡、七條、山中、古野、江村、
   木谷、大場、金伏、赤川、平井、田川

お勧めは、捕手なら田中雅、二遊間なら今浪、三塁なら荒木、一塁なら武内、代打ならユウイチ、代走なら三輪、外野の控えなら川崎といったところでしょうか。
先発なら古野か木谷、左腕なら江村がリリーフです。投手育成に自信があるなら赤川もアリです。
古野、木谷、徳山あたりの当落線上のローテ5,6番手候補の選手がいかにもロッテに取られそうな気がします。久古、江村といったリリーフ左腕は竹下も入ったのでそのときは仕方ないですね。

まあ、ここまで書いておいてなんですが、ぶっちゃけ金銭の確率が一番高いと思います。
どうなることやら。